
美容室に予約をしたけど待たされてしまったという経験をした方は多いのではないのでしょうか。
労力を割いて予約を入れたのに待たされたら予約の意味がありません。時間通りに施術が終わらずその後の予定にも影響が出た場合、友人や職場にも迷惑をかけることになります。
あまりにも長時間待たされると、頭にきて帰りたくもなりますよね!
そこで美容室のトリセツでは、予約したのに待たされた場合の対策を3つにまとめてお伝えします。
- 美容室で予約したのに待たされたら帰ってもいいのか?
- 美容室でどうして待たされるのか?
- 美容室で待たされないようにするための対策
「美容室で待ちたくない」「いつも待たされるてイライラする」という方は参考にしてみてくださいね。
目次
予約した美容室で待たされたら帰ってもいいのか?
結論からお伝えすると予約して待たされたら帰っても大丈夫です。
わざわざ予約をしているのに待たされては予約の意味がありませんので、私なら帰ります。
予約は時間を無駄にしたくないからするものです。予約をしたのに時間が無駄になったら予約サービスの価値はありません。
美容室での料金はカットやカラーの施術のサービスだけでなく、接客や予約のサービスも含めた料金です。
それなのに、サービスが提供されないのであれば料金は払いたくないですよね。
予約して何分待たされたら帰る?
私なら何もなしに10分放置されたら帰ります。
「ちょっと待ってください」
と伝えられたときでも20分が限界です。
人によって許容できる待ち時間は変わってきます。
- 5分だって待ちたくないという人もいます。
- 30分くらいまでなら待っていられるという人もいます。
なので自分が不快だと感じたらたとえ5分であろうと15分であろうと、帰ってしまったほうがいいです。どんなにお金があっても時間だけは戻ってきません。時間はそれだけ貴重なものです!
でも帰る時に無言で帰るのはやめましょう。
なぜなら、一声かけて帰った方が自分もすっきりするし、美容室や美容師のためにもなるからです。
「予約したのに待たされたから帰ります。」
とストレートに伝えてもいいですし、
「この後予定があるのでこれ以上待てないので帰ります。」
と少し柔らかくして伝えるのもありです。
大事なのは自分が待たされることで迷惑が掛かっているということを相手に知ってもらうことです。相手に知ってもらえば改善にもつながります。
ただし次回から待たされた美容室に行くか・行かないかは、自分でしっかりと判断して決めましょう。
美容室で予約したのに待たされる理由
美容室で待たされる理由はいろいろな要因があります。
わたしが美容師をしていたときに経験した『待たされてしまう理由』を美容師目線で解説していきます。
無理に予約をいれている
施術時間やお客様の人数に対して無理な間隔で予約を入れている場合、待ち時間なしでは対応しきれなくなります。
これは私が働いていた美容室でも実際にあった話です。
「お客様を断りたくない」というサービス精神で無理に予約をとってしまい、お客様を待たせて不快な思いをさせていました。
これは明らかに美容師や美容室が原因で待たされていることになります。
自分が待たされている間に他のお客様をずっと施術しているような美容室は要注意。無理に予約を取っている可能性大です。
無理に予約を入れず別の日や別の時間を提案する必要があります。
予約優先制という考えで営業している
予約優先制であって完全予約制ではないので、あくまでも予約は順番であって時間通りに施術しない。
「こんなことがほんとにあるのか?」
と思うかもしれませんが、これも実際に私が体験した事実です。美容師個人ではなく、美容室の方針としてこの考えがありました。
待たせても良いという考え方は接客業として間違った判断です。お客様目線でサービスを提供する必要があります。
ほとんどの美容室はこのような考え方はありませんが、一部の美容室ではこのような間違った認識があることも認識しておきましょう。
前のお客様がずれこむ
自分より前に来店した方のメニュー内容が変わったり、予約の時間に遅刻してきたりして時間がずれこんで待たされてしまうというパターンです。
例えばメニューが、カットからカラーカットに変更になると、1時間の施術時間が1時間30分の施術時間になります。
施術時間が伸びたことで複数のお客様を同時に接客しないといけない状況なるので、どうしても待ち時間が発生します。
お客様が予約の時間に遅れてきた場合も同じような状況になります。
基本的にはメニュー変更された方や予約に遅れてきた方にお待ちいただければ問題ありません。
しかし、先に来店されたお客様を先に仕上げてあげたいという考えの美容師もいます。
その結果、あとから来店した予約の方が待たされてしまうこともあります。
皆さんも予約の際に施術内容がはっきりと決まっていないということがあるかと思います。
「カットをお願いしたのですがカラーも相談してから決めたいです」
このようにカウンセリングをしてから施術を決めることを伝えておくと、美容師も前後の予約を調整し準備できるので喜ばれます。
美容室で待たされるタイミング
美容室で待たされるタイミングで多いのが次の2つです。
- 受付したあと待たされる
- 施術の間に待たされる
何でこのタイミングで待たされるのか私の経験と、待たされ方のリアルな声も紹介していきたいと思います。
美容室で受付した後に待たされるケース
予約時間前に来店したのに待ち合いのソファーで待たされる、席に案内はされたけど鏡の前でずっと待たされることなどがありますよね。
はっきり言います!
予約の時間になって席に案内されるだけでは意味ないです。
時間になったらカウンセリングや施術をすぐに初めてもらわないと待たされたと思ってしまいますよね。
とりあえず席に案内したからセーフなんてことはありません。
実際に施術やカウンセリングをすることがスタートです!当たり前のことですが、一部の美容室ではできていないためトラブルやクレームになります。
美容室で施術の間で待たされる
施術は始まったけど他のお客様の施術をするので合間合間で待たされることも多いです。
長時間放置されると忘れられたのかと不安になります。
また露骨にアシスタントに時間稼ぎのようなマッサージをさせることもあります。
これは早く帰りたい人にとってはただ苦痛なだけです。
お客様を一人にすると不安な気持ちになりますし、スムーズな流れで施術が終わる対応を求めています。
予約したのに待たされないようにするには
では美容室で予約して待たされないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
対策について説明していきます。
スタイリスト・お店を変える
予約しても毎回待たされるような美容室やスタイリストにはお願いしないようにしましょう。
施術の内容も大事ですが待たされて嫌な気分になるのなら、いっそ別のお店やスタイリストを選んだ方が満足できます。
待たされないためには店舗やスタイリスト選びが重要です。
待たされにくいお店の特徴
- 完全予約制
- シェアサロン
- アシスタントを採用していない
完全予約制の美容室は予約のお客様のみです。無理にお客様を施術する状況がないので待ち時間はほとんど発生しません。
完全予約制の美容室はホットペッパービューティーで絞り込み検索可能です。美容室をお探しの地域を選択後、検索窓に完全予約制と入力しましょう。
シェアサロンやアシスタントを採用していないサロンは最初から最後までマンツーマンでスタイリストが施術してくれます。お客様を掛け持ちすることが少ないので、待ち時間も少なくなる傾向です。
予定があると事前に伝えておく
予約をする時に、
「この日は予定があるので○○時までに仕上げてほしいです。」
などとはっきりと終わりの時間を指定することで、それまでに仕上げてもらえる状態にするとかなり効果的です。
終わりの時間を指定することで美容師は、施術時間とその日の混雑状況を加味して予約を取ることになります。なので待たされることはほとんどなくなるでしょう。
予約の時間に遅刻をしたら待たされる
予約の時間に遅れてしまうと、自分以外のお客様がいる場合待たされてしまう可能性が高くなります。
美容室が混雑していると、美容師さんは段取りを組んでお客様をこなしていきます。遅刻すると遅刻した時間以上に待たされてしまうこともあります。
美容師さんの心理としても「遅刻してきたからちょっと待ってもらってもいいかな」と、考えてしまうこともあるので予約の時間には遅れないようにしましょう。
また予約に遅れる場合は必ずどのくらい遅れるのかをお店側に連絡してあげましょう。
連絡を入れることで他のお客様を先に案内したり、施術の順番を調整したりすることできます。スムーズにお店が回るので遅刻したときの待ち時間が少なくなる可能性が高いです。
まとめ
待たせてもいいと思っている美容室や美容師が存在していることには正直驚きですよね。
多くの美容師さんはお客様を待たせていいとは思っていません。
もしあなたの通っている美容室でそのような雰囲気が感じられたら、別のスタイリストや美容室を探すことも必要です。
私は待つのは嫌いなタイプなので理不尽に待たされる美容室にはいきません。待たされるお店に通い続けて時間を無駄に浪費するのはもったいないからです。
たとえ価格が安かったとしても時間はお金にかえられませんからね。