美容院でカットを頼む際、シャンプーが含まれているメニューが一般的です。
しかし「シャンプーなしでカットだけお願いしたい」という方も少なくありません。
「シャンプーなしだと美容師さんに迷惑になるのでは?」と心配される方もいるでしょう。
実際のところ、美容院でシャンプーを省くことは問題なく、多くの美容院ではシャンプーの有無をお客様が選択できるようになっています。
本記事では、シャンプーなしカットが美容院で迷惑とならない理由、シャンプーなしのメリット・デメリット、さらに来店時の注意点について詳しく解説します。
シャンプーなしカットが迷惑にならない理由
1. ドライカットができるため
美容院でシャンプーする目的の一つは、カット前に髪を湿らすことです。しかし、髪が乾いたままでもカットは可能で、特に「ドライカット」という技法が用いられます。ドライカットは、髪質やクセを自然な状態で把握しやすく、より自然な仕上がりになるというメリットがあります。そのため、シャンプーなしでも美容師にとっては問題ありません。
2. 霧吹きで髪を湿らす対応が可能
ヘアスタイルによっては髪が湿れた状態でのカット(ウェットカット)が必要になることもありますが、この場合でもシャンプーを省き、霧吹きで髪を適度に湿らしてカットすることが可能です。霧吹きを使用することで、髪がカットしやすくなるだけでなく、ダメージを抑える効果も期待できます。
3. 健康上の理由でシャンプーができない方もいる
美容院では、シャンプーが体調や健康面で難しいお客様にも対応しています。たとえば、腰痛でシャンプー台に横になるのが難しい方や、頭皮にトラブルがある方、乾燥肌の方などです。シャンプーなしのカットは美容院にとって特別なことではなく、対応が可能なケースが多いのです。
シャンプーなしカットのデメリット
1. 仕上がりに影響が出ることがある
シャンプーをしない場合、髪の汚れや油分が落とされないため、髪本来の動きを把握しづらくなることがあります。特に髪の根元に汚れや皮脂が溜まっていると、カット後の仕上がりに影響が出ることがあります。
2. 細かい髪が残る可能性がある
特に男性のショートカットの場合、カット後のシャンプーで細かい髪を洗い流すことが一般的です。シャンプーをしない場合、細かい髪が衣服に残って不快に感じる可能性があるため、注意が必要です。さらに、シャワーの水圧が弱いと、家で落としきれなかった細かい髪が枕に付くこともあります。
シャンプーなしで来店する際の注意点
「シャンプーなしでカットのみ」を希望する場合、以下の点に気を付けるとよりスムーズに施術を受けられます。
自宅でシャンプーをしてから来店
美容院に行く直前にシャンプーを済ませることで、髪の清潔さを保ち、理想的なカットが可能になります。シャンプー後は髪をきちんと乾かし、根元がつぶれないようにするのがおすすめです。
髪のクセを直しておく
寝ぐせがある状態や髪を結んでできたクセがある場合、事前に整えておくと美容師もカットしやすくなります。時間がない場合は、髪を軽く湿らしてブラッシングするだけでも良いでしょう。
整髪料は付けない
ワックスやスプレーなどの整髪料が多くついていると、カットがしづらくなるため、シャンプーなしで来店する場合は整髪料をつけないようにします。
まとめ
美容院にシャンプーなしでカットを頼むのは迷惑ではありません。ただし、カットの仕上がりや快適さを求める場合、シャンプーも併用するのがおすすめです。シャンプーなしでのカットにはデメリットもあるため、以下の点に注意して来店すると良いでしょう。
- シャンプーを自宅で済ませておく
- 寝ぐせやクセを整えておく
- 整髪料をつけないようにする
自分の髪の状態に合わせて、美容院でのシャンプーの有無を選ぶと良いでしょう。
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