
コロナウイルスの影響で【緊急事態宣言】が出され、外出自粛要請が続く中で美容室は通常営業しているところも多いです。
その背景には、国や自治体からの休業要請が美容室に対して出されなかったということがあります。
各サロンでは
『休業するのか』
『営業するのか』
難しい判断をせまられています。
この記事では...
美容室が行っているコロナ対策と営業するにあたっての感染リスクについてまとめてみました。
美容師は、美容室に休業要請が出なかったことをどのように受け止めているのか、見ていきましょう。
目次
コロナウイルスによる美容室への休業要請は不要だったのか?
コロナウイルス対策で濃厚接触のリスクがある事業所への休業要請が出されました。
エステ・カラオケ・スポーツジムなどが休業する形となったのですが美容室は除外されました。
でも美容室では
- 2メートル以内の接近
- お客との接触
- 密閉された店内
職場環境に3つの密が揃っています。
働いている美容師の人も感染のリスクが怖いと感じている人が多いです。
#キャスト
大阪府の美容室で働いています。
美容師は超濃厚接触でお客様に施術と接客をします。
絶対にリモートワークが出来ません。
もしもスタッフやお客様から感染者が出たら…と、毎日とても怖い思いで働いていました。
今回の緊急事態宣言で美容室は休業要請から外れました。恐らく美容室は→— な (@nyanchumie) April 16, 2020
1歳の子供がいる母で美容師です。緊急事態宣言で美容室は大丈夫やったねって言いながら予約を入れて来られます。1人に対して2.3時間喋りながら作業をしていて凄く怖い思いをしながら毎日働いています。美容師の感染が増えて死者が出てからじゃないと国は動いてくれないのですか?
#とくダネコロナSOS— sato (@sato16979187) April 14, 2020
理容師法、美容師法に、マスクの着用やエタノール(アルコール)での消毒が書かれているが
マスクやアルコール消毒液の調達が不可能な状況下で
緊急事態宣言発令下であっても営業すべきと国から言われるのであれば
全ての理美容室に国から支給して頂きたい。
無理ならば休業させて頂きたい。#休業要請— yoshie (@yoshie_tribeaut) April 8, 2020
感染のリスクを考えると怖いので休業要請を出してほしかったというのが正直なところではないでしょうか。
ちなみに、海外では美容室は休業しているケースが多いです。
諸外国では美容室での業務は
濃厚接触で危険
と判断されたのですが、日本では生活に必要な業務という判断になりました。
そして、美容室を怖いと感じているのは美容師だけではありません。
美容室を使用するお客も怖いので自粛しているという意見が多かったです。
美容室行くの怖いからセルフカラー中。自分で染めるの久々すぎる。
— (まーみん) (@amamima3ma3) April 21, 2020
髪染めたい〜結構プリンになってきた☹️
美容室行きたいけどコロナ怖いし、
セルフやったことないけどヤバいかなあ(--;)— か ほ (@suzuchan_118) April 18, 2020
あー髪の毛染めにいきたい美容室行くのも怖いから行けへん。ぷりん…
— ゆうちゃん (@Hyori_518) April 21, 2020
もちろん外出自粛の中美容室に行くという人もいるのですが。
美容室に怖いから行けないという人が増えてきています。
美容室でのコロナの感染リスク
コロナウイルスが猛威を振るう中で、美容師はどのような時に感染のリスクを感じたのか見ていきしょう。
美容師です。美容室は3密に深く当てはまっています 。休業要請を出してほしいです。お客様が絶えません。お客様から感染するのも怖いし、させてしまうのも怖いです。家族にも感染させてしまう恐れがあります。毎日が怖いです。#とくだねコロナSOS
— a. (@au_3xxx) April 20, 2020
#StayHome 心掛けてます!
ただ、美容室勤務なので、30分以上の接触なんてもんじゃありません!3密!
怖いです。
休みたいです!#STAYHOME のぞんでます!— みつ (@mitsunchan) April 16, 2020
美容室はなんで休業要請でないの☹️
マスク不足なのもあって
カラー中に汚れるの嫌みたいで
来店時にナチュラルにマスク外すし
シャンプー中も距離近いし咳されるし
職場でコロナの人出た話されて
ほんま怖いよね〜って
あなたが1番コワイ
こっちは命がけなんだからぁ#コロナ #美容師 #外出自粛— (@shipisan2222) April 17, 2020
美容師が感じている美容室の感染リスク
- 3密が揃っている
- 長時間接触する
- マスクが足りていない
- 家族に感染させてしまう
このような声が多くみられました。
その他にも...
消毒液が不足しているので、店内や道具の消毒も満足にできないということが考えられます。
美容師の声をまとめると、感染のリスクは高い状態で営業しているということになります。
美容室で行っているコロナの感染防止対策
美容室は感染リスクがあるので、感染防止対策を徹底して営業しています。
美容室では、どのようにしてコロナウイルスの感染防止をしているのか対策をまとめてみました。
来店客への対策
- 消毒や手洗いのお願い
- 来店前の体温チェックのお願い
- マスクの着用
- 来店制限
このような対策を実施している美容室が多いです。
来店制限にはほとんどの美容室で次のような条件を提示しています。
来店制限の条件
- 37°C以上の発熱が4日以上続いている。
- 過去1か月の間で海外への渡航履歴があり、身体に変調がある。
- ご家族や身の周りに感染者がいる。
- 最近感染者が出た密閉された場所(スポーツジム、飲食店、ライブハウスなど)に出入りをしていた。
美容室・スタッフの対策
- スタッフのマスク着用
- 出勤前の体温チェック
- 消毒・清掃の徹底
- 換気の徹底
- マッサージサービスの休止
スタッフの体調管理と店内環境づくりに徹底して対策をしている美容室が多いです。
コロナ対策で美容室を休業しても保証は無い
美容室を自主的に休業するという店舗も少なくはありません。
しかし、休業したとしても売り上げに対する保証も何もないというのが現状です。
休業した場合、無収入で固定費だけがかかってしまう状態が続きます。
スタッフがいる場合は雇用調整助成金を利用して休業にして、スタッフの人件費だけでも補填するという選択もあります。
コロナウイルスの影響で売り上げが減少したという申請が必要になるので、社労士さんに相談してみましょう
まとめ
美容室に休業要請が出なかったことに対して美容師は不安や恐怖を感じているということがわかりました。
美容室を利用するお客も
「怖いので自粛する。」
という声が非常に多く見られました。
このような状況では美容室の需要も供給も成立しません。
休業要請が出されなかった美容室はなんだか取り残された感じがします。
感染拡大を防ぐためには美容室にも休業要請が必要なのではないでしょうか。